広島のバードは、正統派、かつハード・ボイルドな雰囲気のジャズ・クラブです。
とはいっても、オーナーの鳥越さんは物腰の柔らかな、仙人のような方。
かつてレコード店を経営なさっていたとのことで、普段お店でかかる音楽からも造詣の深さがうかがわれます。。
一昨年の12月に始めて伺った時にお世話になった調律の馬場さんのオーガナイズで前回はカワイ楽器さんのホールでのライブだった訳ですが、やはりホールよりお店の方が演奏者もお客さまもくつろげるというものです。
我々も通算6本めということでなかなかリラックスした演奏になりました。
終演後はもちろんお好み村の八戒へ‥
店主、ひろしさんの腕と語りは益々磨きがかかっています。
岡山、モグラは70年代のアンダーグラウンド(実際に地下ですが‥)な雰囲気の渋いお店です。
音楽好きのアート・ディレクター、デザイナーであるオーナー、福武さんが趣味が高じて始めた、というだけあって、建築用資材を巧みに用いた内装は一見武骨ですがいたるところにアートのかおりが漂っています。
音響もよく、これでグランド・ピアノだったらけちのつけようがないところ(私が寄付しましょう、と言ってみたいものだなぁ)ですが、ヤマハのアップライト君はだいぶくたびれてはいるものの優しく弾いてあげたらなんとか鳴ってくれました。
終演後はお店で、居残ってくれたお客さまも交えて打ち上げ。フードのクオリティも高かったことを付け加えねばなりません。
さて最終日、神戸チキン・ジョージは千秋楽にふさわしいライブ・ハウスです。
キャバレーの2階にあった初代のお店から数えて4軒め、震災も含めて激動の四半世期を乗り越えた現在のお店には、古いものと新しいものが自然にとけあった独特な雰囲気が漂っています。
ピアノをステージから降ろしてフロアにセッティングしてトリオで向き合って演奏するチキンならではのスタイルは、エンジニアの正木さんの凄腕があってこそですが、音響的にも本当に気持ちよく、蓄積疲労と鍵盤の重さ(チキンのディアパソンの鍵盤の重さは日本一!)にもめげず充実した演奏をお届けすることが出来ました。
お店での打ち上げも早々に、オーナー、児島ちゃんと熱いキスを交して、一路東京へと走りました。
10日間で8公演、2800kmのラリーはやはりなかなかハードでした。
興行としては厳しいものがありましたが、次に繋がるであろう新しい出会いが各地であって、充実感が虚脱感に勝っていると言える?でしょう。
各地でご来場頂いた皆さま、そして、オーナー、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
次回もなにとぞ宜しくであります。
All text by H. Izumi
2 件のコメント:
和泉さん、長期ツアーお疲れ様です。
にもかかわらず本日、アート フレンズ カフェ ライヴとの事
明日でしたら東京出張があるので行けたのに....残念!!
広島のパフォーマンス最高でした!
お疲れのはずなのに、一糸乱れぬ演奏は
さすがです。
お客様は、充分満喫され、様々な声が・・
Love Love Love Love
聞いて元気になった!
すごいすごい
次回も呼んでネ♪
会場ではピアノ音色素晴らしいと、評判でありながらも、和泉サウンドの音圧と、箱、モニター環境を考えた
ピアノ音をもっと追求せねば。
次回は「念力」から「官能」の世界へ
願わくば、じっくり二人で音を追求したいです。
もうちょっと元気な良いピアノで♪
PAも無しで・・
そう考えると、「ソロ」の企画を考えたり・・・
とにかく感謝は言葉ではいい尽くせません。
さらなるご活躍を!
和泉さん、初めて書き込ませていただきます。
ツアーお疲れ様です。
京都に行けず神戸に滋賀から行った者です。
演奏後のサイン会は緊張して何もしゃべられずですみませんでした。
すごく素敵な演奏を目の前で見ることができて幸せな時間が過ごせました。
次回は和泉さんのお言葉通り人を誘っていこうと思いますので・・・。
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