2009年4月19日日曜日

5連戦を終えて‥

水戸のガール・トークは、こじんまりとしていながらも、オーナー、笹ノ間さんのセンスの良さが随所に光る、居心地の良い素敵な雰囲気のお店です。

また、音響的にとても演奏がしやすいことは、いくぶん老朽化したピアノと大胆すぎるマイキングという問題点を補って余りあると言えるでしょう。

それに加えて、集う聴衆がミュージシャンに気持ち良く演奏させるこつを心得ているかのようで、我々もついつい乗せられて、5連戦の初日ということも忘れて150%以上?の演奏になりました。


終演後、いわきへ向けて1時間半のドライブ。チェック・インの後、バー・クイーンへ繰り出すと、オーナーの加藤さんが、パルマ産プロシュートの大きな塊!と共に出迎えてくださって感激です。(しかも、ウイスキーはボウモアですから)


その晩から翌日の終演後まで、とにかくおいしいもののオンパレードで、とても全てを書ききれませんが、まず一つ挙げるとすれば、お店から歩いて1分のレストラン“味希”の、ヌーベル・シノワ的な、それはそれは洗練された担々麺。絶品でした。


御影石のカウンターに始まってユニークな自転車に至る様々なアイテムの由来や、バー・クイーンの歴史、また、いわきの音楽文化の発展と地域の振興にかける熱き思いなど、たくさんのお話を伺いましたが、まるでヴェテラン俳優の一人芝居を観ているかのように引き込まれてしまいました。
演奏は、もちろんバッチリです!(でなかったらばちがあたるというもの)

アンコールでは村上くんのセッティングで地元のギタリスト、村重光敏さんに飛び入り参加してもらって“Chicken”を一発。本業は大工さんとのことですが、メセニー・ライクで流麗なメロディ・ラインから、相当な弾き手であることがうかがわれました。


終演後はお店で、鰹、コノシロ(穴子の稚魚)、めひかり(ししゃもの弟分みたいな魚)の唐揚げ、うにごはん、などなどをた~くさん頂きました。

2時間半のドライブで仙台に移動して就寝。


14時ロビーで向かった先は牛たんの銘店、利久。ジューシーな厚切りに麦とろごはんで元気もりもりです。


enn は、日本のベイクドポテト、といった雰囲気のお店で、ロック系の出し物が多いとのことで覚悟していたアップライト・ピアノは、思いの他きちんとしていて胸を撫でおろしました。


打ち上げは近所の寿寿、またまたおいしいものをたくさん‥ (^_^;)


4日めは、 ennのオーナー、加藤さんに紹介して頂いた、石巻のラ・ストラーダ、仙台からは1時間のドライブです。


元は倉庫?だったのか、天井が高く(4m弱)床はフローリング、という好環境に加えて、オーナーの相澤さんのつぼを心得たPAのオペレーションのお陰で、演奏しやすかっただけでなく客席での音も素晴らしかったようです。


年代もののピアノと格闘してくれた調律の遠藤さんが、穴子が絶品というお寿司屋さんに誘ってくれたのですが、蓄積疲労も相当なもので次回のお楽しみとして、仙台に戻って軽く食事をして早めに休みました。


12時出発で一路盛岡へ‥

爽やかな好天に恵まれ、随所で桜も満開で、気持ちの良いドライブでした。

スペイン倶楽部は、ヨーロッパの地方都市のホテルのロビー・ラウンジ、といった趣きのジャズ・クラブです。オーナー、西部さんは国立音大OBのサックス奏者でもあって、盛岡のジャズの灯を守り続けて30年、という物静かなジェントルマンです。

5連戦の締めくくりということで演奏はいやがおうにも盛り上がり、ツァー初のダブル・アンコールにお応えしてソロでサガをお送りしました。


終演後はそのままお店で、後援会盛岡支部長の高橋憲司君と彼の音楽仲間の皆さんと、遅くまで音楽談義に花を咲かせました。


各地でご来場頂いた皆さま、有難うございました。
そして全てのお店のオーナーとスタッフの方々にも厚く御礼申しあげます。


そして、昨日広島に走ってきて、これからお店に向かおうか、というところですが、明日の岡山、明後日の神戸、どうかお誘い合わせの上ご来場頂きますよう!宜しくお願い申しあげまする。

all text by H. Izumi

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ツアーお疲れ様でした。
盛岡でのライヴにお邪魔しましたが
和泉さんの指先から繰り広げられる世界に酔いしれました。
またぜひ聴きに行きたいと思います♪

ぱんだん さんのコメント...

水戸、行きたかったのですが残念。。。
甲府には行きたいな~☆