アメリカのジャズとは一線を画したヨーロッパのジャズの自由奔放さとパースペクティブは認識していたつもりでしたが、彼の音楽は、それまでとはひとつ次元が上がっているように感じました。
楽曲はもとより、アドリブ・ソロのフレーズの比類無き美しさに胸を打たれ、コピーして弾いてみたくなってピアノに向かってはみたものの、音使いは解明できてもいざ弾いてみると、微妙なタイミングが全く合わずに愕然としたものでした。
融通無碍ともいうべき絶妙なタイム感覚によって統御されたそれぞれの音の連なりは、あたかもゆらいでいるかのようで、そのゆらぎこそが、ただでさえ美しい音使いを、えもいわれぬ幽玄の境地へと昇華させていたのです。
「素晴らしいこととは、為す(doing)のではなく、おこる(happening)のだ」というインドの和尚の言葉通り、彼の音楽には全くエゴが感じられず、おそらくは悟りの境地で弾いているからこそ、どこまでも自由で、聴く人の魂までも解き放ってくれるのでしょう。
彼のアルバムはすべてお薦めですが、私が最初に聴いたピアノ・トリオによる“Invisible friends”と、昨年リリースされた最新作(トリオに弦と木管による九重奏団、総勢12名による)“Worship of self”を紹介しておきたいと思います。


ただでさえ、従来のジャズという枠に収めることが難しい彼の音楽ですが、後者はジャズとクラシックの非常に高い次元における融合‥をも超えた、それはそれは美しいアルバムです。
P.S.これまでも、ピアノ・ソロ四部作をはじめ、ライブにおいても、ヤンソン教授の楽曲を折りに触れて演奏してまいりましたが、木曜日のアート・カフェ・フレンズでも初挑戦の曲も含めて数曲演奏する予定です。
12年で、果たしてどこまでゆらぐことが出来るようになったか、乞うご期待!
(脳ミソの方は相当ゆらいでる今日この頃ですが‥)
そしてそして、なによりも!予約状況が芳しくないのでございまする。 (;_;)
前回の超満員から一転して閑古鳥のバードウォッチング??
日本一楽しそうにドラムを叩くマイケルさんと、日本一太いベースの音を出す河上さん、お二方とのトリオは今後永続的に(オリジナルのトリオと並行して)活動していきたいと思っているにもかかわらず、単独公演としては最初で最後、だったりしかねない状況でございまして‥ (-_-;)
それどころか、アート・カフェ・フレンズのマンスリー・ライブ自体が、四ヶ月でおしまい?なんてことにもなりかねないわけでして‥ (>_<)
そこで、苦肉の策?というほどのものでもないのですが、スタンプ・カード(‥のようなもの)を始めます。
今思いつく特典としては‥
それは木曜日に発表させて頂くということで‥
(でも、期待は裏切らないだけの自信は満々! o(^-^)o )
みんな来てねぇ~
_(._.)_
text by H. Izumi