2008年3月3日月曜日

レコーディング追想 その1

春はもうすぐそこまで!といった陽気の今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?せっかくブログを始めても、なんの反響もなかったら寂しいなぁ(;_;) と思っていたのですが、初回から一週間あまりで七つのコメント!嬉しい限りです。続けていく元気が出ました。みなさんありがとう!
今回から数回に渡って、ニューアルバムのレコーディングについて振り返ってみたいと思いますが、概要については、スーパー・ベーシストにしてベテラン・ブロガーの聖くんが書いてくれているので、彼のブログをご参照ください。 http://blog.livedoor.jp/kmbs456/

さて、まず皆さんにお話しすべきは、なぜ?トリオで秋田県の大潟村まで出向いてレコーディングをするに到ったか、ということでありましょう。

大潟村の入り口には・・・

大潟村内の風景、これ上の吹雪のカットと15分(5kmくらい)しか違わないのです。

その答えは、「そこに素敵なピアノを備えた快適なスタジオがあって、オーナーは音楽をこよなく愛する向上心に満ちたエンジニアであったから…」となるのですが、話のオチともいうべきは、奥様は魔女だったのです!ぐらいのインパクトを持って…


そう、オーナーの河内伸介さんは、20ヘクタールの田んぼで毎年120tのおこめを収穫する、大規模農家のご主人なのです。
昨年、秋田の老舗ジャズ・スポット、キャット・ウォークの25周年記念アルバムの制作に関わった折りに、オーナーの太田さんに紹介されて以来のおつきあいになるのですが、今回トリオでお世話になって、どっぷりとはまってしまいました。

なんといっても河内さんの人柄というかノリというか、もう最高なんです。真面目な顔をして突如とんでもないことを呟いたり、古典的正統派ギャグを的確なタイミングでゴールに叩きこんだり、とにかく軽妙洒脱に振りかけるひとつまみの毒の加減が絶妙で、こんなに笑ったレコーディングは久しぶりのことでした。
Mr. Kochiです。

スタジオでの作業は、時として緊迫しつつも停滞した空気の中に目くじらが林立するといった状態に陥ってしまいがちなのですが、そんな時になにより大切なのは “笑い”の要素であって、今回のように、それはそれはとても真面目な聖くんと板やんに中村さん、という顔ぶれの場合(唯一、プロダクション・アシスタントのカズノリ君は存在自体が喜劇なのですが、現場では限りなくシビア)私一人で場を和ませんと力んだ挙げ句に全員凍死… という悲劇もおこり得る訳で、そんな時、伸介さんに一発かましてもらえるということは大変に有難いことなのでありました。

こと細かなやりとりを再現出来ないことはもちろんですが、そのかわりに、今回伸介さんに教わったネタを一つ紹介して締めくくりたいと思います。

ウエ〇アヤとアヤ〇チエって似たような名前だけど…
バニラとレバニラぐらい違うよね! (^_^;)


All text by H. Izumi、photos by N. Nakamura

2 件のコメント:

Patt さんのコメント...

音楽をこよなく愛する向上心に満ちたエンジニアであったから…」となるのですが、話のオチともいうべきは、奥様は魔女だったのです!ぐらいのインパクトを持って…

tomocom さんのコメント...

秋田は大雪ですね。
今年は雪が多かったのでは?
素敵なアルバム、拝聴するのを楽しみにしています。

そういえば以前のコメントって全部非表示になっちゃったんでしょうか?沢山コメントがあったのに、今見たら見つかりませんでした。