2008年10月9日木曜日

非常事態 !!!

2001年以来お世話になっているSTB139スイート・ベイジルのブッキング担当者が悲痛な声で電話してきたのが一昨日の深夜のことでした。
「来週16日に公演を予定していた海外のアーティストが突然のトラブルで来日不能となった‥ ついては急遽ライブを敢行してもらえないだろうか?」

ホール・コンサートであれば、公演中止、払い戻し、となるのが普通ですが、ライブ・ハウスではそう簡単にはいきません。特にスイート・ベイジルの場合は、なんとしてでも代役を見つけて営業するというのが大原則とのこと‥

実は3年前にもそんなことがあって、その時にはやむなくお断りしていたことから、今回はなんとか一肌脱ぎたいとは思ったものの‥

自分のトリオはたとえ二人が奇跡的に空いていたとしてもライブをやるタイミングではないし(次のアルバムは12月3日のリリースですから‥)、色々な方々にかたっぱしからあたって万が一セッションをセッティング出来たとしてもリハーサルをする余裕もない、となると、ソロ?

安請け合いするのは簡単ですが、一昨日の夜の時点ですでに9日前、あまりに時間的余裕がなく、このブログで告知するのみで果たして何人のお客さまが集まってくださるものか‥

覚悟はしていても、いざ蓋を開けてみたら20人!というような状況で、果たしてへこまずに演奏出来るものか?

第一、ソロ・ピアノで2時間弱のステージをこなす為の準備が間に合うのか?

結局一晩考えて、決行することにしたのですが、どんなにお客さまが少なかろうと、たとえ10人であろうと、そこに聴衆がいる限り演奏する、というのがミュージシャンの本分であって、逆に少なければ少ないほど親密な(プライベートなパーティーのような‥)雰囲気になるのでは?と思い当たったからに他なりません。

ただし、ソロで1ステージこなす為の準備が間に合わないことには違いなく、ソロで1部、そして、2部はどなたかとデュオ、という方向でぎりぎりまで助っ人(まぁ、今回は私が助っ人ですから、正しくは助っ人の助っ人)を探す方向で、それでも駄目なら、えぇいままよっ、おぉいぱぱよっ??(-_-;)で行こうかと思います。

一週間後に迫った話ではありますが、お誘い合わせの上ご来場賜りますよう、なにとぞ宜しくお願い申しあげまする。
m(__)m


P.S.昨夜のアート・カフェ・フレンズ、めちゃめちゃ楽しかったですね!河上さんとマイケルさんのコンビ、もう最高です!毅さんも吹きまくっていましたし、スクエアとは違う一面が伴奏していてもとても新鮮でした。
ご来場頂いた皆さま、ありがとうございました。

all text by H. Izumi

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