1曲めの Sky,so blueで、ベース・ソロの後ベースがメロディを奏でる部分を、佐藤雄大君のハモニカの音色によるソロに変更したのですが、これが気持ちんよかでした。(抜けるような青空… を、私は見た!)
ピアノ・トリオという編成だけでも成立するとはいえ、やはりキーボードの素敵な音色で優しく包み込まれると世界がぐ~んと鮮やかに拡がって、14インチ白黒ブラウン管と50インチ液晶プラズマ・ディスプレイぐらいの違いを感じます。
(そう、雄大になるんだなぁ… (^_^;))
全体のサウンドが拡がると同時に、ソロを弾いていて今まで弾いたことのないフレーズが出てくることもしばしばあって、それは新鮮な歓びでした。
そうなると、今後いつも雄大君に付き合ってもらいたい、ということになってしまうのですが、盛岡や福岡まで車で移動している現状では、そうもいかないことは皆さまご存知の通りです。(私が屋根に乗ればなんとか… ならないすよね (._.))
もちろん、白黒ブラウン管の話はものの喩えであって、トリオの3人でいかに世界を拡げることができるか、 というところに妙があるからこそ、新作のアルバムは敢えてキーボードをダビングしなかった訳ですが…
しかしながら、トリオで十分サウンドしているところでキーボードに参加してもらうことは気持ちよいに違いなく、それ故に4ヶ月後の次回STB139では、“ A SQUARESONG BOOK LIVE SPECIAL VERSION ” と題してお届けするべく、昨夜の終演後、雄大くんに出演を要請した次第です。
「それまでに、今決まっているだけで7本、3人でビシッと固めておくから、8月1日は頼んだぞ、雄大!」とは昨夜彼に云い忘れた一言です。
演奏曲目についてこまごまとコメントしたいのはやまやまなれど、なんとか今日中にアップしたいので、いくつか思いつくままに…
トリオでやったラーシュ・ヤンソンのナンバー(アルバム“Witnessing” から、Just being と、Resting in the shadow の2曲)は、昨年のツアーから取り組み始めた曲ですが、ようやくそれなりに弾けたかな?と…
(ご存知の方も多いかとは思いますが、Lars Jansson氏は私が最も敬愛するスウェーデンのコンポーザー・ピアニスト。彼のトリオのベーシスト、Lars Danielssonさんがまたものすごい歌心のかたまりみたいな人で、聖くんも最近ずいぶんとはまっているみたいです。)
さて、“ A SQUARE SONG BOOK ”からは、Twilight in upper west、The catcher inthe rye、Omens of love、11月の雨、アンコールで TAKARAJIMA、の計5曲を演奏したのですが、オーメンのラテン風味はもっと肉体化せねば、と痛感しました。
リリース20周年記念でお届けした Pier7と Soul Trip、やはりキーボードが入ると気持ち良かったです。
リリース20周年記念でお届けした Pier7と Soul Trip、やはりキーボードが入ると気持ち良かったです。
アンコール1曲め、Heart Land をソロで… 恐らくこの10年で一番たくさん弾いてきた曲ですが、これまでで最上の出来でした。(9.75?くらいかなぁ…)
宝島、出そびれて失礼しました。とはいえ、久しぶりにテープ巻き戻しの瞬間芸が出来たので、まぁ、良しと、してはいかんですよねぇ。
All text by H. Izumi, photos by N. Nakamura
3 件のコメント:
去年の秋に喫茶店のBGMで一曲聴いてからというもの、ずっとライヴの機会を待っておりました。期待に違わぬというと失礼にあたるかもしれませんが、すてきな時間でした。水が流れるようなピアノの音... ありがとうございました。また8月に聴きたいです。
31日は素敵なひとときをありがとうございました!朝に嫌な出来事があり塞いでいたのですが、和泉さん達の演奏を聴いているうちに心の中が温かくなりマイナスの感情が無くなって行くのがわかりました。音の力って本当に凄いなあと実感した次第です。
次回のSTB139ライブが念願の(?)金曜日に決定という事で、おめでとうございます!皆さんの演奏を再び聴ける日を楽しみにしています。
そして・・・サイン会の時は長話大変失礼致しました!無理言ってCDブックレットではなく写真(しかも裏)にサインして頂き、本当にすみませんでした&ありがとうございました!
行きたかったです(ノ_・。)
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