2010年4月3日土曜日

つづき・・・

福岡 Gate's 7 といえば、前回に引き続き九州の兄貴分、菅原彰司氏をゲスト・プレーヤーにお迎えして、いぶし銀のアルト・サックスば吹いて頂きました。

二部あたまでまず私とデュオで、中村八大先生の“見上げてごらん夜空の星を”、カルテットで、ビリー・ジョエルの“素顔のままで”とアンコールでスタンダードの“スピーク・ロー”をバリバリ吹きんしゃったと‥

打ち上げは、航空自衛隊、西部航空音楽隊の有志の皆さんのおかげでえらいもりあがりんしゃったと‥

居酒屋のエレベーターを降りる時も周囲を警戒して下さって頼もしい限り‥

恐らく、プロフェッショナルなミュージシャンとしては日本で最も規律正しい厳格な楽団の一つに所属しておられる方々な訳で、堅物揃い?などと心配したのも束の間、ユーモアとウィットのセンスにとんだ、大変クレバーな好青年たち‥ってそりゃぁいくらなんでも誉めすぎだすけんど、よーするに、吉本でも十分通用するであろう抱腹絶倒なガイキチ・バンドマン(誉めてるんですよ!)な皆さんでした。定期演奏会にゲストで呼んでくれるように売り込んでおいたのですが?


福岡から松山までは6時間半ほどとかかるということで朝8時出発‥の予定がワタクシの遅刻で40分遅れ‥
昨夜の打ち上げ以来、自衛隊音楽隊に見習ってトリオの行動規範を厳しく運用すべし、ということで早速、板垣二曹より、3日間の外出禁止令が申しわたされたことは当然である。

途中、来島海峡SAで昼食、いつものように、鯛のあらの塩ラーメンとタコ飯おにぎり‥ぶひ~


松山に着いてモンクの店内に入ると、なんと松山市長秘書の西村舜氏が隙のないスーツ姿で笑顔も爽やかに出迎えて下さって、びっくらこいたワタクシは思わず「舜ちゃん!大丈夫?え?しらふ?具合でも悪いの?」と尋ねてしまいました。

舜ちゃんの人徳と顔の広さで、今回のツァー初のほぼ満員御礼!!
ハイソな雰囲気のおばさまおじさま達は即売においても余裕の大人買い!
舜ちゃん、ありがとう!

そして、多忙な中を駆け付けて、二部から聴いてくれた松山市長の中村時広君、ありがとうございます。(一応1年先輩なもので偉そうにさせてもらっておるのですが、時広君は、爽やかで頭脳明晰にして情熱に満ちた、誠に立派ですこぶるまともな人物であって、松山市民の皆さんが羨ましい限りです。)

彼が来てくれたことに感謝して、返礼にTVドラマ“坂ノ上の雲”のテーマ曲をアンコールあたまにソロで‥(もちろん舜ちゃんが譜面を用意してくれたのであります)

続いて、モンクと言えばオーナーの関谷さんにギターを弾いていただかない訳には行かないということで、ブルー・スエード・シューズをう~んとスロー・テンポで‥

泣きの入れかたに節度があって、でも充分歌っている、伝わってくるプレイ‥

ぐっと来るぜそのチョーキング‥などと呟いたりして

もう一曲は、ミュージシャンの合言葉、イズンツシーラブリー!
もうドカンと盛り上がって、最高だぜ松山!


また打ち上げのイタリアンレストランがおいしいのなんのって、なおかつ伊予牛のステーキ(八木さんごちそうさまです!)まで出てきた日にはお礼にピアノを弾かねばねばならぬとなって‥
ハートランドをソロで、聖君のウッドベースと板やんのドラムスにも入ってもらって、ふらいみーとぅーざむーんと遠雷、酔いが回った皆さんは調子に乗ってアンコール、リボンインザスカイで締めました。

最後に池内商店さんで一杯やってからお開き‥
いつもいるはずの健太がいないのが寂しいけれどそのかわりにチキンに来てくれたんだから良しとせねば‥



翌日は今治ジャズの実行委員長である平尾史朗さんを表敬訪問しておみやげに素敵なバスタオルをいただき恐縮しきり‥
出してもらえたら楽しそうなのですが、現状では未定です。


さて、広島ジャイブ!
70年代を彷彿とさせる古き良きライブハウス、という雰囲気の店内の奥に、木目(マホガニー?)のグランド・ピアノが!!
年代もののアップライトを覚悟して辿りついたら、1960年製のハンブルク・スタインウェイ TYPE M が出迎えてくれるという喜び!
馬場さん、有難う!感謝感激であります。

一部を終えて外で和んでいると、なかなかスタイリッシュなイケメン男子ふたりがやってきて「さっきリハーサルの音が店の外まで聴こえていていい感じだったから居酒屋を早めに切り上げて戻ってきたんです」だと宣う。
いや~お兄さん達、嬉しいことを言ってくれるねえ、半分終わったとこだから半額でいいし、最後まで聴いてってね~
結構気に入ってくれたみたいだったっす。


広島終わりで夜走りで帰京。午後は横浜のホテルニュー・グランドの本館の重厚なバンケット・ルームで、友人の結婚披露宴に出席。シャンパーニュで、フォアグラのソテーぶどうのソース、を流しこむ至福!ステージ上にはセミコンがあって、そこでトロンボーンの中川英二郎君とデュオで三曲やったのですが、6連チャンの翌日にしては結構弾けると思ったのも束の間、控えていたとはいえ、シャンパーニュを皮切りに山海の珍味と手をつないで、白、赤、と行進してきて、すでにほろ酔いの丘を越えて酒気帯び街道まっしぐら! まことに、飲んだら弾くな、弾くなら飲むな!でありました。


翌日は音楽室で深夜に録音(とあるサイトの為にシューマンともう一曲)水曜日の午前四時になんとか終了。そのサイトが始まる時にはお知らせしますので!


で、木曜日が、血沸き肉踊り泣く子も黙るハイカロリーレストラン!長野バックドロップ。オーナー唐沢さんの気迫と気合いと熱気でお客さんの少なさにもめげることなく、4連チャン(大阪が昼夜二回なので実質5連チャン)の初日ということも忘れて、がんがんに盛り上がりました。ピアノの音ががんがん鳴り響く感じで気分は格闘技!

テーマは、いつもと違う切り口で!
終演後、金沢に向けて移動です。


その夜はたまたまワタクシがハンドルを握っておったのですが、黒姫から妙高にかけてのトンネルを出た途端にすごい吹雪で路面はシャーベット、ちょっとひやっとしました。


金沢もっきりや、本当に寒かったっす

救いは本番前に近所のあげはさんでいただいた海鮮丼と生かまぼこ、それと揚げたてのたらの芽のさつまあげ、どれも最高でした!きよちゃん板垣チームの海鮮雑炊も、中村さんの甘海老のカレーもすごくおいしそうだったのは他人の芝生なだけではなさそうで‥

ベーゼンドルファーは一層枯れた感じになっておりましたが、やはりなんとも懐かしさを感じさせる、もっきりやさんならではの素敵な音です。
平賀さんは集客が少なかったことを詫びてくださるけれど、半分以上はワタクシのいたらなさでありまして‥

金沢を出る頃には相当な雪、雪、雪。



大阪のホテルにチェックインして眠ったのが午前4時すぎ

大阪の老舗、ロイヤルホースはピアノを買い替えてくれて以来抜群に演奏しやすくなりました。これでコンデンサー・マイクがあったら申し分ないのですが‥

それにしても、昼夜二回公演とは思い切ったことをやらはりましたなぁ

昼はサロンコンサートみたいにまったり楽しんで、夜はもうがんがん!

さすがにぐったり・・・



名古屋ドキシーの vol.2 は、さすがにここで頑張れば休めるということで、ぎんぎんでした。

アンコールあたまでN不動産のS君が、テラ・ディ・ヴェルデを披露してくれました。
どうやら前回そんな約束をしたらしいのですが、もちろんまったく覚えていないのです。

でも、低い椅子とむずかしいピアノにもめげず一生懸命弾いてくれたその姿には心動かされるものがあったと思います。なにより和泉のライブでピアノを弾こう!という姿勢が、勘違い、いや、見上げたもんだよ屋根屋の褌。ありがとう裕之!
終演後、またまた2本ほど白ワインをごちそうになって‥

残り8本、さてさて、東北北海道はいかに!!!

all text by H.Izumi

2 件のコメント:

mikorinp さんのコメント...

大阪LIVE☆ありがとうございました!
 私も通し~でがんばりました!

 今回はベースの村上さんとたくさんお話できて、うれしかったです♡チョッパー、ありがとうございました

 和泉巨匠はもちろん
In store Liveの仲☆
これからも、しっかりついて参ります。

 次回の大阪☆楽しみにしています!

マチアキ さんのコメント...

Gate's 7 でのライブお疲れ様でした~少し懐かしく思いながらブログ拝見しました~
1年ぶりにライブが聴けて本当に嬉しかったです!
そして全国ツアーも無事に制覇されたようでお疲れ様でした!
九州は遠いとは思いますが、贅沢は言いません、1年に一度で構いませんのでまた来年も是非福岡へおいで下さいませ!