2009年8月10日月曜日

ニュー・アルバム、いよいよ本格的なレコーディング・モードへ‥

そもそも、ソロ・ピアノによる洋楽ポップスのカヴァー・アルバム、“COVERS LOVE SONGS”を作った時から、トリオでやるとすればいかに‥というところに思いをはせていた訳でして、また、それ以前から、この40年あまりの間に私の魂を揺さぶった曲をいつか自分のピアノ・トリオで弾きたいという思いはふつふつとたぎっていた次第でして‥

現実的には、5月の甲府アローン、そして6月の名古屋ドキシーと大阪ロイヤル・ホースにおける計3本のライブと、それに付随するリハーサルとその準備段階から、アルバム制作に軸足を置いた態勢に入りつつあったのですが、本格的には先月の宮本大路さんとのライブの後に離陸して、諏訪湖と小淵沢の準備の合間に成層圏を抜けて‥という感じです。

現状、7割方の選曲がすんで、あと3曲、ほんまにこれでよろしゅおまっしゃろかぁ?という段階であります。

今回、皆さまからたくさんのリクエストを頂きました。ありがとうございました。
とりあげることができなかったにも関わらず、私も最後まで迷った‥というような楽曲に関しては、あるポイントでコメントしたいと思っておりますし、単純に、どうして取り上げなかったか、に関しては、来年春の発売記念ライブのトークのネタにしようかと‥。

それにしても、私がソロピアノでカヴァーのアルバムを出していることをご存知ないらしい方々がずいぶんといらっしゃるようで、結構へこみました。
また、洋楽ポップスというくくりにも関わらず、トゥルース?をはじめとするスクエアの曲(私が抜けたあとの曲?があったりも!)をリクエストした方々、悪い冗談だと思って忘れ(ようとし)ますので、後日声をかけたりしないように!
(冗談でなくてまじだったら背筋が凍るけど‥)


さてさて、そんな訳で今月30日からレコーディングに入るのですが、ご存知の通り、直前の28日に六本木スイート・ベイジルにて“公開最終リハーサル兼レコーディング壮行会”ともいうべきライブを行います。
アルバム収録予定の12曲を全て聴いて頂く予定ですが、それだけでは時間がちょっとあまる訳で、かと言って、村上くんと板垣くんの二人にレコーディングの2日前に全然違う曲をやらせたくはないし‥
そこで、今回トリオとしてはリクエストにお応えできなかったものの、私にも思い入れがあって、ソロでそれなりに弾けないこともない‥という何曲か(もちろん凝ったアレンジは施しませんけれども‥)をお送りしようと思っています。

たぶんまだ時間があまると思うので、“MISTY FOUNTAIN PRESENTS END OF SUMMER SPECIAL NIGHT”という夏祭りにふさわしい余興として、オヤジ・バンド・コンテスト!を開催することが決定いたしました!
思えば、このところ行く先々で、プロ・アマを問わず様々な方々と共演していますし、そろそろスイート・ベイジルでそんな機会があってもおかしくないだろう、というのが発想の原点であります。
募集するのは、原則として、ドラム、ベース、ギター、サックス、の4パート(今回、EWIは外します。トゥルースやらせろって人を避けてる訳でもないんですが‥)とします。バンドでの応募以外に個人参加も歓迎します。

なお、課題曲は、宝島、ホワイトメイン、トワイライト‥、あたりでしょうか?
(その気にさせてくれればなんでもやりますし、トリオの曲を持って来られたらだいぶ点が甘くなりそうですけれど‥)

参加ご希望の方は、Misty Fountain までお問い合わせください。

どうなることやら全く予想がつかないものの、仮に各パート3人づつの応募があったとすれば、当日16時半頃から順次選考、という感じになるのでしょうか?
2部の後半から私との共演になるのか、或いはコンテストの決勝戦をやるのか?
‥と、ここまで盛り上がって、誰も申し込みがなかったら‥ どっしよっかなぁ (-.-)

“トークの夕べ”にしようかな‥ (^_^;)

all text by H. Izumi

2009年8月8日土曜日

諏訪湖、小淵沢、熟年の旅

修学旅行のように楽しかった夢のような2日間が終わり、あっという間に1週間が過ぎてしまいました。

まず、諏訪湖、ハーモ美術館ティーセントホールにおけるデュオ‥

自分で云うのもなんですが、気持ちよかったですねぇ! 気持ちよかったですよねぇ?


特筆すべきは、Sky so bleu でアタクシがとんでもない粗相をしでかして、普通だったら演奏が止まってもおかしくないような局面で、きみはメロスか?と問いかけたくなるほど自信に満ち溢れた表情で悠然とギターを弾き続けた鳥山くんの雄姿! 雄司の雄姿! (^_^;)
かっこよかったなぁ‥

今回は、東京をはじめ大阪神戸(松山からも!)など、遠路はるばるの皆さまがずいぶんといらしたのですが、「そのかいがあったでしょう?」と自信満々で尋ねたいところです。

日本でも有数の響きを誇る、ハーモ美術館ティーセントホール、またいづれ訪れたいと思います。

お手伝い頂きました皆様との記念撮影



そして、小淵沢、八ヶ岳ジャズフェスティバル!


鳥山くんと野外でやるなんて、30年ぶりのことでして、楽しくないわけがないんです。トリオとしても、In the stream を野外で演奏したいと思っていたので、それがかなってよかったし‥
鳥山くんのソロも素敵でしたね‥
ギター一本の音色が山々に響く‥たまりませんでした。



ここで、八ヶ岳ジャズフェスティバルの寸評をば‥

10年?のブランクを経て再開した1回めということで、様々な意味合いにおいて半真半疑で、しかも朝9時にサウンド・チェックとリハーサルの為に現地入りした段階では結構な雨‥

一時はどうなることかと思いきや、本番では雨もあがって、終わってみれば総合的には70点(30点のマイナスは、演奏中に突如マイクを持ってお客さんを盛り上げる為に大声を張り上げた主催者?のおじさんのせい‥)の印象です。

個別には、まず、出演者の取り合わせ、素晴らしかったと思います。その点は100点と言ってよいかも‥

PAも、恐らくは色々な制約があったであろう中で、なかなか気持ちの良い音を出してくれていました。90点(個人的にはピアノをもうちょっとくっきり大きく聴きたかったなぁ‥ )

そして、ピアノ調律!120点!!雨宮さんに、拍手! (^o^)
これまで、夏のジャズフェスティバルもずいぶんと出ましたが、こんなに気持ちよくピアノが弾けたのは初めてのことです。ありがとうございました。

主催者はちょっと???のところがあるとはいえ、雨宮さんの調律でピアノが弾けるならば来年も是非!?‥とは言ったものの、来年どうなるかは、ひとえに今回会場を貸して下さった、アルソア化粧品さん次第です。皆さん!アルソア化粧品を買って、ご愛用者さまの声か何かで、「ジャズフェスよかったです。来年もやってね!」とメッセージを送りましょう!

もちろん、スタッフの皆さま、100点です。来年も宜しくであります。

all text by H. Izumi