2008年4月17日木曜日

ニュー・アルバム、リリース記念クイズ

ニュー・アルバム、リリース記念クイズ 


その1発売日まであと6日!というタイミングで、ちょっとクイズなんていかがかなぁと思ったんですけんど...

で、正解者にはトリオ3人のサイン入り新譜が当たるという趣向で...(先着10名さま!と云いたいのはやまやまなれど、先着3名さまに...)


さて問題です。

四部作を聴いてくださっている方はご存知かと思いますが、スクエアのオリジナルのキーそのまま、という曲もあれば、キーを変えて演奏したものもたくさんあります。


今回のトリオにおいても同様に、そのままの曲もあれば変えた曲もあります。


以下の3曲は、ピアノでメロディを奏でた場合に最も映えて、かつ、6絃ベースの音域を考慮にいれつつ(今回は前作以上にメロディを弾いてもらいました)キーを変えたのですが、それぞれ何にしたでしょうか?


1. The catcher in the rye
2. White mane
3. Leave me alone


応募はmessage@mistyfountain.comにメールにてお寄せ下さい。〆切は23日の午前0時とし、正解者が3名に満たない場合は、2問正解も良しとします。奮って御応募くださいな!なんちて、応募が3名に満たなかったりして?

text by H. Izumi

2008年4月13日日曜日

水戸ガールトーク

さてさて、パリンカの翌々日、28日は、今回で2度目の水戸、ガールトークです。


二十歳そこそこの頃、三ヶ月に一度くらいのペースで、水戸(大工町にあった小さなお店…)に通っていた時期がありました。ピアノ・トリオで仕事ができるなら、どんなに遠くても、ギャラが安くても、構やしない、そんな心意気でした。(片意地張っていたというのが本当のところですが...)

ワゴン車にドラム・セットとウッドベースを積んで、ベースの下山さんは免許を持っていなかったので、ドラムの上野さんと私で交代で運転して水戸街道をまっしぐら...

帰りに居眠りをしそうになると、たとえ真冬でも、窓を全開にして頭をほとんど車外に出したままかっ飛ばしては眠気を追い払っていたものでした。信号待ちで見上げた夜空の星の煌めきは、今も鮮やかに想い起こすことができます。

前回の模様・・・2007年10月13日

そんな訳で、ただでさえ思い入れのある街なのですが、前回初めてだったガールトークが、ちょっとピアノの椅子を後ろに引くとお客さんの足にぶつかってしまいそうなほどのこじんまりとしたお店ながら、集うお客さんの醸し出す、インティメイトなアトモスフィア(親密な雰囲気って日本語で云えっつうの)が心地よく、ついつい熱くなってしまうので、私はとても好感を持ったのです。だからすごく楽しみなんです。

前回もほぼ満席でしたが、バンドの休憩用テーブルをつぶせば、あと5人は座れそうです。皆さんに来てもらえたら、私は幸せ者に違いないなぁと思うのです。

上野さんが自ら命を絶ってからかれこれ20年、下山さんが癌で他界してから28日でちょうど10ヶ月...
30年前のように「ヒロタカ!縦ノリ!走ってる!」と叱咤しつつ二人して天国で聴いてくれていると嬉しいのですが...

all text by H. Izumi, photos by N. Nakamura

2008年4月9日水曜日

ボナペティ!

桜も散ったというのに肌寒いですよね… トランペットが3人しかいないのに音は4つ…って感じ。(もうくだらない駄じゃれの解説はいちいちしませんので…m(__)m)

さて、次なる美味しいライブがおよそ2週間後にせまってまいりました。仙台のパリンカは一軒家の素敵なイタリアン・レストランで、椅子を並べてのライブの後はセッティングを変えてビュッフェ形式で出演者も交えて…そう、舌鼓のセッション!(あぁ古くさ…)


でも、昨年おじゃました時に感激したんです。こまやかな気配りが行き届いたお料理で、火の入れ方や絶妙な塩加減にスパイス使いの妙… 食いしん坊なら、食べながらその話題で盛り上がるはず?だったのですが、奥ゆかしい物静かな常連の方々を前に、私は「うまい。おいしい。こりゃいけるんるん!」と、ここほれわんわんで愛嬌を振り撒きながらもはしゃいでおって、あまりお客さまとお話しできなかったのが心残りだったんです。(とはいえ、あの曲のあそこはどうなっておるんだ?なってないじゃないか!なんてしかられたらのどを通らなくなっちゃいますけんど)

前回2007年10月のパリンカ・コンサート

次回は是非、ジェノヴァ・ソースのなめらかさだったり、ドレッシングのお酢の具合とか、(例えばの話しですけんども…)わいわいがやがや楽しみたいなぁと思っておる次第であります。食事とのかかわりもあって、40人ほどのお客さましかお迎えできないのが残念なのですが、まだ若干お席に余裕があるようです。新緑の仙台、泊まりがけででもいかがでしょうか?(翌日石巻に足を延ばして、寿司なんてのも素敵です)

そう、いい忘れていましたが、40年もの?のヤマハのセミコンは、どなたか腕の立つ方によるフル・レストア済みで、えもいわれぬ深みのある音色はとても印象的でした。発売記念の第一弾ライブが格調高くて美味しいパリンカで行えることを、大変嬉しく思います。では、26日の土曜日、パリンカでお待ちしておりまぁす ! o(^-^)o

all text by H. Izumi

2008年4月2日水曜日

盛り上がりましたぁ!

7ヶ月ぶりのSTB139における昨夜のライブ、盛況(大盛況とは言えませんでしたが、年度末の月末の月曜日という最悪な条件を思えば十分すぎるほどのお客さまの数でした…)のうちに幕を閉じることができました。ご来場頂いた皆さま、まことにありがとうございました。 m(__)m
その結果として、次回のライブが8月1日の金曜日に決定したということは、最終的に130名強の動員であったにもかかわらず、皆さまが大いに飲み食いしてくださったからに他なりません。重ねて御礼を申し上げる次第であります。

1曲めの Sky,so blueで、ベース・ソロの後ベースがメロディを奏でる部分を、佐藤雄大君のハモニカの音色によるソロに変更したのですが、これが気持ちんよかでした。(抜けるような青空… を、私は見た!)

ピアノ・トリオという編成だけでも成立するとはいえ、やはりキーボードの素敵な音色で優しく包み込まれると世界がぐ~んと鮮やかに拡がって、14インチ白黒ブラウン管と50インチ液晶プラズマ・ディスプレイぐらいの違いを感じます。
(そう、雄大になるんだなぁ… (^_^;))

全体のサウンドが拡がると同時に、ソロを弾いていて今まで弾いたことのないフレーズが出てくることもしばしばあって、それは新鮮な歓びでした。

そうなると、今後いつも雄大君に付き合ってもらいたい、ということになってしまうのですが、盛岡や福岡まで車で移動している現状では、そうもいかないことは皆さまご存知の通りです。(私が屋根に乗ればなんとか… ならないすよね (._.))

もちろん、白黒ブラウン管の話はものの喩えであって、トリオの3人でいかに世界を拡げることができるか、 というところに妙があるからこそ、新作のアルバムは敢えてキーボードをダビングしなかった訳ですが…

しかしながら、トリオで十分サウンドしているところでキーボードに参加してもらうことは気持ちよいに違いなく、それ故に4ヶ月後の次回STB139では、“ A SQUARESONG BOOK LIVE SPECIAL VERSION ” と題してお届けするべく、昨夜の終演後、雄大くんに出演を要請した次第です。

「それまでに、今決まっているだけで7本、3人でビシッと固めておくから、8月1日は頼んだぞ、雄大!」とは昨夜彼に云い忘れた一言です。

演奏曲目についてこまごまとコメントしたいのはやまやまなれど、なんとか今日中にアップしたいので、いくつか思いつくままに…

トリオでやったラーシュ・ヤンソンのナンバー(アルバム“Witnessing” から、Just being と、Resting in the shadow の2曲)は、昨年のツアーから取り組み始めた曲ですが、ようやくそれなりに弾けたかな?と…
(ご存知の方も多いかとは思いますが、Lars Jansson氏は私が最も敬愛するスウェーデンのコンポーザー・ピアニスト。彼のトリオのベーシスト、Lars Danielssonさんがまたものすごい歌心のかたまりみたいな人で、聖くんも最近ずいぶんとはまっているみたいです。)

さて、“ A SQUARE SONG BOOK ”からは、Twilight in upper west、The catcher inthe rye、Omens of love、11月の雨、アンコールで TAKARAJIMA、の計5曲を演奏したのですが、オーメンのラテン風味はもっと肉体化せねば、と痛感しました。

リリース20周年記念でお届けした Pier7と Soul Trip、やはりキーボードが入ると気持ち良かったです。


アンコール1曲め、Heart Land をソロで… 恐らくこの10年で一番たくさん弾いてきた曲ですが、これまでで最上の出来でした。(9.75?くらいかなぁ…)

宝島、出そびれて失礼しました。とはいえ、久しぶりにテープ巻き戻しの瞬間芸が出来たので、まぁ、良しと、してはいかんですよねぇ。


All text by H. Izumi, photos by N. Nakamura